日本には生の魚を食べる習慣がある。


刺身。


これは、酵素もたっぷりとれる食べ方だし、味もうまい。

衛生面と鮮度に注意すれば、危険性もない


むしろ、自然界の肉食は生と相場は決まっているので

本流だとさえ感じる。


でも・・・


刺身というよりは、切り身だと思う(私的見解)


辞書によると、刺身というのは、生魚を切って、しょうゆ、ワサビなどと一緒に食べる「料理」とある。


そりゃその通り。


んで、切り身は・・というと、いくつかに切った魚の肉。とある。


なんと、魚限定。


こうなってくると、やはり「刺身」=「切り身」じゃない?


しょうゆつけるだけで料理だなんて・・・。


あれか、一口大に切ってるからか?つか、刺してないし。


まぁ、定義づけすると、「切り身」→状態、「刺身」→料理名となるわけだけど、だったら

だったら、「刺身こんにゃく」ってなによ。


魚じゃないし。生じゃないし。なんだよ。


いや、別にどうでもいいけどさ。外国人の人に聞かれたらなんて答える?


「どうしてこれは、刺身なんですか?」


「あいどんのー」



人には、涙の数だけ伝えたい想いがある。


その涙を、両手でそっと受け止めて


泣きはらした瞳を見てみても


その想いの一部だってわかりはしない・・・



だけど、自分の想いを伝える事はできる


怖くても、勇気を出して言わなきゃいけない



「君はどうして泣いているの?」


「僕にできることは何かないの?」



じっと見つめて、黙っているキミに


何度だってつたえなきゃいけない



「君の涙を見ると胸が痛いよ」


「僕だけじゃどうしようもないよ」



だって、僕のこの胸の痛みに効く薬は


君の涙の後の笑顔だけだから・・・


だから、教えて欲しい


涙の理由を


頼って欲しい


君が好きだから―



初めは、私の方がずっと上だった


あとをついてくる貴女は、無邪気で・・・


私を敬う言葉

控えめな仕草

愛らしい瞳


すべてが、私に向けられていて・・・

私を満足させてくれた


愛おしいとさえ

思えるほどだった



でも、私の才能と同じか、それ以上のモノを

貴女は持っていた


初めは、私の方がずっと上だと思っていた


連れて歩いて、私を引き立てる存在

それが貴女


そう在るべきだった


でも、違った。


周りはそれを許さなかった


私と並び立つと、はっきりとわかる。

誰しもがわかってしまう華。


私が気付いていなかった。

私と出会ったことで貴女は花開いた。


貴女は、変わらずに私を敬い、控え

愛らしい瞳をこちらへ向けている


でも、もう満足はできない

それは、現実とは違う


嫌味よ。


憎い。


あんたは満足してるんでしょう?

あんたを見る周りの目は変わった


綺麗で、才能に溢れていて

愛らしくて、みんなが必要としてる


みんながあんたの名前を知ってる

名前を呼んでる


求めてる


私はもういらない。

私がいた場所は、あんたの場所になった


どうして?


認められない。


絶対に嫌。



鏡を見る度にムカつく。

私は嫌な顔になってる


こんなんじゃダメ。誰も振り向かない


でも、この気持ちが止められない


真っ黒に汚れて、串刺しになった心から

吹き出すように出る黒い血が、私になる・・・。


私は抵抗した


精一杯抵抗はしたの


でも、無理だった。


この気持ちは、そのほかの何より強かった

強すぎた。


だから、受け入れるしかない・・・。


そうね。初めは、私が上だった。

間違いない。


だから、初めに戻ればいい


アイツのいなかった、初めに・・・。


そう考えたら、笑えた。

可笑しくて、可笑しくて、可笑しくて


心の底から笑えた。



最近の私はどうかしていたわ


小さなことで、ウジウジと悩んで


ほんとバカみたいね。



私の人生にアイツは要らないわ。



さあ、これから消しに行きましょう。

でも、やり方は考えなくちゃ。



あぁ、なんて楽しいんでしょう


最高だわ


これぞ生きてるって感じね。



私、早く貴女に逢いたいわ


もうすぐだから



待っててね・・・




=====================


ヒトは望んで変わる。


その望みは、ちゃんと心の奥底から生まれる。